地方の治療院では、施術単価を上げるのが難しい、そうお思いの方も多いでしょう。今回ご紹介するのは、鹿児島という地方の鍼灸院でありながら、価格を100倍にあげて、成約率100%で月商7桁を達成することができた、そんなストーリーです。
一流起業家育成プログラム「The SUMMIT」を通して、彼女に起こった変化をまとめると……
そんな今回のストーリーの主人公は、妊活カウンセラー鍼灸師の三浦亜希子さんです。
今回ご紹介する妊活カウンセラー鍼灸師の三浦亜希子さんが、私と出会った時「売上を上げ続けるためには、低単価で多くの方のお役に立たなければならない」という思い込みの中で約13年、鹿児島で鍼灸院をしていらっしゃいました。三浦さん自身の言葉でその状況を描写するのなら、
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約13年間、鹿児島の鍼灸院の常識を疑わず、1回の施術を3,500円ほどで行っていました。おかげさまで、夫婦揃って(夫も鍼灸師です)、たくさんの患者様に来ていただくことはできているのですが、代わりにあまりの忙しさに、事態の収集がつかなくなってることに気が付き始めたのです。
休みなく施術をし、LINEにて、お客様からの相談を休み無く受け、本当に追い詰められるように、日々の仕事を”こなして”いく。でも、その割には、それほどの売上にはつながっていない……。この悪循環をなんとかしたいと思っていたのですが、どうすれば、なにから始めればいいのか、皆目検討がつかない。
「一体どうすればいいのだろう?」 そんな不安の中で、解決策を探していました。
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これが私と出会う前の三浦さんの状況でした。
そんな鍼灸院を鹿児島で経営されていた三浦さんが、新規事業準備約2ヶ月で、今まで培ってきた技術や知識、実績などを活かし、
- 鹿児島の鍼灸院としては斬新な新しい商品を作ることで、商品単価を100倍にすることに成功
- 今まで専門性を打ち出していなかったが、妊活専門と打ち出すことで、成約率100%で月商7桁を達成
- 商品価格をあげることが可能となったため、集客数を減らしても月商2.5倍達成
- (私のプロデュースを受けていない)別の鍼灸院を営むご主人も、自身の施術金額のアップに成功
- お客様の声をまとめることで、お客様の自動集客化に成功
という成果を上げることができました。
これらの成果の結果、心と時間にゆとりが出てきた三浦さんは、鍼灸院開業以来初めて、自分の起業仲間たちと旅行に行くこともできました。そして今、三浦さんのお子さんは「僕もママのお仕事がしたい!」と言って、三浦さんの事業に興味を持ってくれているそうです。
三浦さんには今、1つの目標があります。それは「三浦さんの仕事がこの世から無くなってしまうような世界をつくること」!
日本中、いや世界中の女性が三浦さんに頼らなくても、自然に妊娠できる世界。鹿児島の離島徳の島の出生率2.81(※)を見習って、1組のカップルからの出生率3(もちろん、望むならですが)を鹿児島から目指していこう!
※ 鹿児島県の伊仙町の平成 20 年~24 年の合計特殊出生率(ベイズ推定値)より引用
私と出会う前の三浦さんは、鍼灸師なのに体調の限界を感じていたのですから、なんとも大きな変化だと言えるでしょう! それでは三浦さんはどうやってその圧倒的な成果を生み出すことができたのか? 三浦さんのプロデュース事例を通して解説していきます。
地方の鍼灸院などの治療院経営の苦悩
鍼灸院や整体院などの治療院を個人で経営される方々も、私の個別相談にお申し込みされます。 その個別相談において、特に地方の治療院の方々が悩み苦しまれている点が以下の4つ。
- 低価格での施術を提供しなければ、お客様に来ていただけない。
- 低価格で施術をするため、1人で長時間働かなければならなくなり体力的に限界を感じる。
- 施術に入っている間、他の大切な業務である集客などに手が回らないので、いつ集客が途切れてしまうかと不安。
- 地元の鍼灸院からの同調圧力が気になる。
「売上を上げるためには安く、そしてたくさんの施術を行わなければならない!」と思い込み、24時間365日働き詰め……、だけれど、期待するほどには大きな成果につながらない……。さらには「私のところは地方だから、安くしないと売れないし、周りの目も気になる……」そんな状態の方が多いようです。
今回ご紹介している妊活カウンセラー鍼灸師の三浦亜希子さんもそんな1人でした。三浦さんのプロデュース事例は、そんな三浦さんのような悩みを抱える個人で、そして特に地方で経営している鍼灸師、整体師、エステシャン、セラピストの方々のお役に立つ事例です。
鹿児島の小さな鍼灸院から私に届いた一通の勇気のメール
今まで、たくさんの門下生から月商7桁達成のご連絡をいただき、その度毎にたくさんの感動を味わわせていただいていますが、今回の三浦さんからの月商7桁達成のお知らせは、私にとって本当に感慨深いものでした。
まず、私と三浦さんとの出会いのキッカケをご紹介します。実は三浦さんは私の個別相談に申し込んだ訳ではありません。三浦さんが私にくれた1通のメールをきっかけに2017年10月、私と三浦さんは私の鹿児島帰省中に会ったのです(鹿児島は私の地元です)。
店舗運営の個別相談はお断りしていると言われたが……。
お客様の体を良くすることに関しての情熱や技術や経験は抜きん出ていると自負しているのに、ビジネスの考え方がわからず、今のままだと体力的に限界……。
三浦さんが私にメールを送った2017年当時、私は外部向けの個別相談をほぼ告知していなかったため、私になんとかアドバイスをもらえないかと、藁にもすがる想いでメールを送ってきたのが三浦さんでした。当時の状況を、三浦さんは以下のように書き記しています。
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私は鹿児島で鍼灸院を営んでいます。約13年間、鹿児島の鍼灸院の常識を疑わず、1回の施術を3,500円ほどで行っていました。
おかげさまで、夫婦揃って(夫も鍼灸師です)、たくさんの患者様に来ていただくことはできているのですが、代わりにあまりの忙しさに、事態の収集がつかなくなってることに気が付き始めたのです。
休みなく施術をし、LINEにて、お客様からの相談を休み無く受け、本当に追い詰められるように、日々の仕事を”こなして”いく。でも、その割には、それほどの売上にはつながっていない……。この悪循環をなんとかしたいと思っていたのですが、どうすれば、なにから始めればいいのか、皆目検討がつかない。
「一体どうすればいいのだろう?」そんな不安の中で、解決策を探していました。
そんな中、Facebook広告で鉾立さんを見つけたのです! 私は「顔相」も見るのですが、Facebook広告の鉾立さんの顔写真を見て、なぜだかわからないくらいに強烈に惹きつけられました!
「鉾立さんに会って相談したい! この人に会いたい!」
そして、普段の私からは考えられない行動に出たのです。……それは、鉾立さんに直接メールを書くこと!!
鉾立さんのメルマガをむさぼるように読んで、鹿児島出身だと知り、勝手に”ご縁”を感じ(笑)、私は鉾立さんに個別相談依頼のメールを出したのでした。
USPプロデュース・サロン(当時行っていた外部向けセミナー)に参加したいのだけれど、その日程では参加できない、だけれど、鉾立さんにお話を聞いてもらいたい! 相談したい! その旨をまとめて熱いラブレターを出させていただいたのです。
結果、鉾立さんからはこんなお返事をいただきました。
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メールでのお問い合わせ、大変ありがとうございます。
大変申し訳ないのですが、私の個別相談はコンサルタントなどの頭1つで動いている方のお役に立てるものなので、店舗経営の方にはあまりお役に立てないかもしれません。
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「ガーン!!」と思いました、正直に言うと。しかし、続けてこう書かれていたのです。
“とは言っても鹿児島の方なので(私も鹿児島出身なので)、10月は鹿児島に戻ります。その際に、私でよければお話しさせていただきましょうか?”と。
「え? いいの!!」
私はそんな形で鉾立さんに無理難題を聞き入れてもらったのです。
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この三浦さんの状況は、鹿児島や他の地方の特別なケースではありません。東京、大阪などの都会でも、個人で治療院を営む約95%の方が、情熱や技術や経験は抜きん出ているのに、ビジネスの仕方がわからず「長期的に続けることが不可能」という状態になっていらっしゃるのです。そして、このメールを通して、私と三浦さんは出会ったのです。
なぜ、鉾立は店舗経営のプロデュースを請け負わないのか?
前述のように、三浦さんからのメールを受け取りはしたものの、私は三浦さんの個別相談の依頼は一度お断りしました。なぜなら、私は店舗経営ビジネスのプロデュースはしていないため。
私が店舗経営のプロデュースを請け負わない理由。それは、個人で活躍される起業家の方々が頭とスマホとパソコンがあれば、どこででも自由に、最低限の労力で最大限の成果を出せる、そんな個人起業家の方々をプロデュースするために私は立ち上がったから。それが私のビジネスの原点だから、なのです。
特に今は「起業に店舗が必要」という時代ではありません。であるならば、私がプロデュースする門下生の方々には無用なリスクを背負うことを避けてもらいたい。そう考えています。
しかし、店舗を持つことのリスクがピンと来ないという方もいらっしゃるでしょう。三浦さんもそのピンと来ない方の1人でした。なので、ここで、個人が店舗経営を行う上でのリスクを紹介していきます。
店舗を構えることで1人起業家を襲う大きなリスク
1.売上があがらなくても固定費がかかる
店舗を構えてしまうと、それだけで固定費がかかってしまいます。売上が上がっても上がらなくても固定費がかかるという状況は、個人の起業家の方々にとっての毎月の大きな不安となってしまいます。そしてそうなってしまうと起業家として思い切ったチャレンジができません。だからこそ「治療院というのは店舗が必要なもの」という思い込みで、店舗経営に突き進むことを止めていただきたいのです。
2. ビジネスを大きく変化させることができない
2つ目のリスクは、店舗を持ってしまうと、ビジネスに大きなイノベーションを加えたくても、その店舗が足かせとなり、なかなか大きく変化を加えることができません。想像してもらいたいのですが、ウェブサイトも業者に頼んで作ってもらった場合、かなりのコストがかかります。そして作った後で、ビジネスを変えるとなった場合、そのサイトの変更にさえ業者に依頼するコストがかかったりするものです。であるならば、実店舗の場合、フレキシブルに対応するのは難しいというは容易に想像がつくのではないでしょうか?
3. 継承者育成の妨げとなる
3つ目のリスク。それは店舗経営で大きく黒字化させることができたとしても、継承者の育成に対してハードルがあがってしまいます。店舗を必要とするビジネスをプロデュースした場合、その後、ビジネス継承者育成の際に、再度、店舗という固定費と言う大きなリスクを継承者に背負わせることになりますし、それ以前に店舗を準備するための資本金が必要。
しかし、頭とスマホとパソコンで新コンテンツを作ることができるのであれば、やる気がある継承者候補の方が資金不足という理由から、事業継承を断念することはありませんよね。私は個人で活躍する起業家の方々が、不必要に資本金、固定費、人件費をかけずに、圧倒的な成果をあげられるよう、USPプロデュースの仕事をしています。
だからこそ、私は三浦さんからメールをいただいた際、最初に私は店舗経営のコンサルタントとしては適任ではないとお伝えさせていただいたのです。
そして上記3点が、私が店舗経営のビジネスをプロデュースしない理由なのです。もちろん、それらを理解してくださった上で、今の店舗経営のやり方を変えていきたいという起業家の方のプロデュースは大歓迎です。
1回3500円の鍼灸院からの華麗なる転身
当然ですが、三浦さんにも店舗経営のリスクをお話させていただき、且つ、三浦さん本人が「施術をしてあげなくてはならない」という思い込みを捨ててほしいとお話しました。すると三浦さん自身もビジネス形態を変えることに特に抵抗感は持っていらっしゃらなかったので、私は三浦さんのプロデュースを請け負うこととなったのです。
それらを了承いただいた上で、私が三浦さんに1人で事業経営を行う起業家の方々が戦略を立てる際に知っておくべき、最も大切なポイントをお話しました。以下の2つです。
- たった1人の最高のお客様を定め、その方が泣いて喜ぶ商品を作り(売るモノを創ること)
- あなたの商品をほしいと思うその最高のお客様に、できるだけたくさん、あなたのことを、あなたの商品のことを知ってもらう(お客様を創ること)
これらを理解してもらい、三浦さんの新規ビジネスで月商7桁を達成できるようになるために、私が三浦さんに提案したポイントは以下の3項目。
- 圧倒的に成果を出せる最高のお客様を定める(ターゲット設定)
- 唯一無二の立ち位置でビジネスを創る(売るものを創ること)
- 成果を出された方々からお客様の声をいただく(お客様を創ること)
それでは早速、1つひとつを解説していきましょう。
1.最高のお客様を、三浦さんが圧倒的に成果を出せる「35歳以上の不妊に悩む女性」に定める(ターゲット設定)
私とお会いする前の三浦さんは、院に来られるすべてのお客様の対応をされていました(だから、1回の施術が3500円だったのです^^;)
腰痛、肩こり、目の疲れなどの問題から始まり、お年寄りから子供まで、たくさんのお客様が1回3500円の施術ということもあり、三浦さんのところに押し寄せてきていました。私も鹿児島出身ですし、三浦さんのお住まいの場所の“空気感”はわかります。しかし、そういった「来るもの拒まず」対応では、治療院を経営する方が倒れてしまいかねません(特に個人での経営ですから)。
そのため、まず三浦さんとのプロデュースで提案させていただいたのが「最高のお客様の設定(ターゲット設定)」だったのです。
それまで「自分にビジネスのことがわかるのだろうか?」と、少し自信なさげだった三浦さんでしたが、私から「三浦さんが最も成果を出せるお客様は?」と質問を投げかけたところ、顔つきが変わり、こうおっしゃったのです。
「私、35歳以上の不妊に悩む女性を自然妊娠させてあげることに自信があります!!」
そこに気がついたら、あとはトントン拍子で進みます。三浦さんが圧倒的な成果を出せると自信を持っていらっしゃる最高のお客様だけに新商品を絞りこみ、その方々が泣いて喜ぶ商品を創り上げればいいのです。
2.唯一無二の立ち位置で鍼灸ビジネスを創る(売るものを創ること)
最高のお客様のセッティングを完了させ、次に三浦さんと行ったのが以下のシミュレーション。
「例えば、私が三浦さんの最高のお客様なら、まず何から実施して行きますか?」
最初のヒアリングの段階で、鍼はもちろんのこと、徹底した生活指導やご主人とのコミュニケーションの仕方など、自然妊娠にたどり着くまでの体の作り方のプロセスを一部始終話してくれました。そこに出てきた情報から、どれが最高のお客様の問題につながる“鉄板パターン”なのかを体系化し、三浦さんのこれからのお客様には、きちんと6ヶ月間のプログラムとして受講してもらうことにしたのです。
そうしてできたのが6ヶ月間の「妊活鍼灸」プログラム(講座スタートから4ヶ月の段階で、すでに半分以上の方がご懐妊されています! 残り2ヶ月の三浦さんのお客様の変化を私も密かに楽しみにしています)
もちろん、きちんと定期的に通ってもらい、状況を確認し、改善のための継続カウンセリングも実施していくため、価格も1回3500円の単発の施術から、6ヶ月間35万円に引き上げました。それでも成約率は70%以上を誇っています(2018年4月現在)!
つまり、お客様は、安い施術を受けるのではなく、きちんとその商品に価値を見出すことができれば、それが鹿児島の鍼灸院だとしても、お客様は喜んでお金を払ってくださるということなのです。成約率70%という事実は、三浦さんが個別相談をさせていただいた方々が、喜んで購入してくださる新商品を作り上げられたという証明となりました。
3.赤ちゃんと出会えたお母さんたちからお客様の声をいただく(お客様を創ること)
最後の提案は、お客様に三浦さんの商品を知っていただくための戦略です。三浦さんはすでに13年も鍼灸院を行っていたので、三浦さんの鍼灸を通して、たくさんの女性が懐妊し、元気な赤ちゃんが生まれていました。
すでにある実績は、未来のお客様に「自分が、誰の何の問題をどう解決できるのか?」をお伝えするためにも、存分に活用しなければなりません。そしてそのために最も有効なのが、お客様の声を整理し、まとめて、ブログなどの未来のお客様の目に留まるところに掲載していくこと。
三浦さんは数多くの実績があるため、本来ならば、それらの赤ちゃんを授かったお母様たちのお客様の声をまとめるだけ……だったのですが、三浦さんはその方々からお客様の声をいただいていなかったのです(お客様にお手数をおかけしたくなかったというのが本音だったようです……)。
なので、過去を遡って、三浦さんのところで赤ちゃんを授かったみなさんからお客様の声をいただいてもらいました。さすがに圧倒的な成果があがっていただけあって、あっという間に31件の三浦さんへの感謝に満ちたお客様の声を集めることができました。
もちろん、そのお客様の声の集め方、お客様の声の活用の仕方、お客様の声の掲載の仕方、そして赤ちゃんたちの写真やお母様のお名前のいただき方、などなども指導させていただき、お客様の声をまとめさせていただいた結果、その「お客様の声」集を読んでいるだけで、読んでいるこっちが妊娠してしまいそうな、喜びに満ち溢れた「お客様の声」集を作ることができました。三浦さんはそれらをブログにアップし、且つ自身の鍼灸院にも置いておくようにしたのです。
そしてこれらが新規事業準備2ヶ月で、圧倒的な成果につなげることができた三浦さんの1人起業戦略のタネなのです。
うっかりするとはまり込む新ビジネス構築の際の障害とは?
ここまでのプロセスを三浦さんが簡単に実施することができたかと言うと、そうではありませんでした。私のプロデュースを受け始めた頃の三浦さんにとっての最大の障壁、それは「いかに時間の確保をするか?」ということ!
この記事の最初でも述べましたが、三浦さん自身が忙しくなりすぎ、どうしようもなくなって私に連絡を取ってきたのでしたね。その原因は、三浦さんは来る者拒まず、予約ナシで来院されるすべての人々にも施術をしており、その上、2人の男の子の世話もしていたのですから、時間の捻出が難しいのは当たり前と言えば当たり前。
その原因を確認した私は、三浦さんに「これからは、最高のお客様だけに向けて時間を作り、徹底的にお役に立たなければなりません。それは一方で、三浦さんがお役に立てない方に、今後、他の鍼灸院へご紹介、または値上げするということをお伝えするという意味でもある」とお伝えしました。
しかしそうは言っても、三浦さんにとっては、最高のお客様以外の方々も、今までずっと支えてくれたお客様です。それを新商品を提供するからと言ってお断りなどしたら……、三浦さんはそう悩まれたのです。
そんな三浦さんでしたが、あることを理解することで、最高のお客様以外の方々に、その他の鍼灸院へご紹介、または値上げすることによるお断りを、しっかりと実施することができました。それはなぜだったのでしょうか?
最高のお客様に高単価で価値のある商品を提供すること!それが個人起業家が選ばれる道
私が三浦さんにご説明したのは、「三浦さん自身の価値を認識することの大切さ」でした。自分が最もお役に立てるわけではない方に時間を費やすことで、自身の時間も、ご家族との時間も、そして、本当に助けられるたくさんの妊活をしたい女性も、犠牲になってしまうのだと、何度も何度もお話しました。
どんなにがんばっても、三浦さんの命の時間は限られている。だからこそ、その残された時間をどなたに使っていくべきか? それを考えたとき、やはり三浦さんは、「原因不明不妊に悩む女性に赤ちゃんを授けてあげたい! 私はその人達にしっかりと向き合いたい!」と思ったのです。
その自分自身での決断の上、三浦さんは最高のお客様以外の方々に、自身の鍼灸院の今後の方針をお話し、ご理解いただくことができました(もちろん、今までのお客様への転院の依頼の仕方などの話し方なども指導しました。)
するとその空いた時間枠に、即日4名の方がお申し込みくださったのです! もちろん、すでに完成している6ヶ月間の妊活鍼灸プログラムへのお申し込みのお客様です!!
鍼灸院の受付に掲示してある「お客様の声」集も、たくさんの方々のお目に留まっているそうで、すでに次月の個別相談も4件決まっているとのこと。
どうしたら最高のお客様に、より多くの価値を提供していくことができるだろうか? これからも、三浦さんと、「最高のお客様により多くの価値をお届けするために何ができるのか?」 のディスカッションを重ねていきます。
「お客様に去られたらと思うと、怖くて仕方がありません」と思われる方へ
三浦さんの事例を頭では理解しても心はどうでしょう。おそらく、大きく変えることに不安を感じない人はいませんね。特に、既にビジネスをおこなって、多くの既存客がいるのであればなおさらです。そんな方には以下の三浦さんからのメッセージがお役に立てるかと思います。
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鉾立さんにお会いして、教えてもらったのが……、
✓ 個人で鍼灸院をやっているのなら、まず絶対に値段をむやみやたらに下げてはいけない。
✓ だからと言って、値段をただ釣り上げなさいと言っているのはない。お客様に「ただ鍼をする場所」と認識してもらうのではなく、例えば、「美肌創造のための鍼灸」とか、「集中力を上げるための鍼灸」とか、お客様がそこに行くと、「何を得られるのか?」を明確にすること。
✓ ちゃんと治療しようとしているのに言うことをやってくださらない方はお客様ではない、などなど。
聞けば聞くほど、自分がお客様のために「なんでもしてさしあげたい」という当初の気持ちが、「お客様の言うことを聞かなきゃ、お客様が離れていってしまう……」という不安に差し替わり、どんどん自分で自分の気持を消耗させていたのだと気づきました。そして挙句の果てには鉾立さんはこうもおっしゃられたのです。
「三浦さんは今のように、鍼灸師として立つまでにいったいどれくらいのお金と時間と労力をかけてきました?」そう聞かれて、私には最初、鉾立さんがなにをおっしゃられているのかピンときませんでした。
「ものすごい金額と、時間と労力をかけていると思います……」 そう答えると鉾立さんはこうおっしゃるのです。
「あなたがそれほどに大切に培ってきた鍼灸の技術、そして患者さんをよくしたいと思っている気持ちを絶対に安売りしない!
あなたが大切にしてきたモノをリスペクトし、あなたに敬意を評してくれる人をお客様にするためにも脳の切り売り、技術の切り売りではなく、あなたが鍼灸の技術を届けたいお客様に最もいい形であなたの商品を作っていくのです。自分のかけてきたお金と時間と労力を絶対にムダにしないで!」
……それを聞いて、涙が出ました。今までお客様に去られたらと思うと、怖くて怖くて仕方がありませんでした。おかげさまでたくさんのお客様に来ていただいているとは言え、ツラくてツラくて仕方がなかった。
しかし、鉾立さんから、「あなたの価値を一番自分で認めないと!! その価値を誰にお届けしたいと思って鍼灸をはじめたのかを、なぜ、ずっと続けてこれているのかを振り返らないと!!」そう言っていただけたのです。
高額商品を創るのは、お客様から「ぼったくれ」と言うことではなく、私の価値を、ふさわしい方にきちんと理解してもらい、その商品を大切にしてもらうための対価。自分が今まで鍼灸に、いやお客様の健康にかけてきた時間と労力とエネルギーを安売りしない覚悟、だったのだと、はじめて理解することができました。
その後も、鉾立さんには
「なぜ鍼灸師になろうと思ったのか?」
「どんな人に来てもらえたら、とてもうれしいと思うのか?」
「自分が成果を出せて嬉しいと思うことは?」
などなどたくさんの質問をしていただいて、ますます自分に力を取り戻し、いつしかこう答えていました。
「私、35歳以上の妊娠したい女性を自然に妊娠させてあげることに自信があります!!」
そう答えた時に気がついたのです。ああ、私、いつもこのためにがんばってたんだな。今の世の中、35歳をすぎると、まるで当たり前のように不妊治療をはじめてしまう。だけれど、そんなお金をかけて辛い思いをしなくても、まだまだ35歳以上だって、自然に妊娠できる体を手にできるのに!!
そう思って、仕事をしてたんだ……。そんな強烈な想いに私は立ち戻ることができたのです。なぜUSPが必要とされるのかが、はじめてわかった! 鉾立さんとの鹿児島での個別相談で私は覚醒したと言ってもいいかもしれません。
なにより、鍼灸院だから私はなんでも来るもの拒まずでないといけないと自分を呪縛していましたが、お客様を選んでもいい、だけれど、そのかわり誰のための場所で、何を得られる場所なのかをはっきりさせること、そしてそれがどんなお客様にもすぐにわかっていただけるように、そのためにUSPが必要なのだ、と鍼灸院を13年やって、はじめて気がついたのでした。私はそのことに気がつくまで大きく遠回りをしてしまいました。
だけれど、これからビジネスを始める方には、これだけは知っておいてほしいです。「苦労して取得した資格や技術や経験を、ただ売上をあげるためだけに安売りしないほうがいいです!」と。鉾立さんと会って、ビジネスというのは、まず自分の起業家として「覚悟と誇り」から始まると痛感しました。
「お客様の言うことをきかないと、お客様に逃げられる」という不安から仕事をするのではなくて、「どうすればお客様から『それ、買わせて下さい!』と、言っていただけるのだろう?」
そうおっしゃっていただけるほどの価値を提供することがいちばん大事なのだと。そしてもちろん、その価値は真摯に仕事に向き合っているならすべての起業家が作り出せるのだということを鉾立さんから教わりました。
もし今、あなたが今までの私と同じように、いいモノを提供しているのになぜこんなに空回りしているのだろう? そんな想いでビジネスをしているのなら、私は絶対に、一刻もはやく鉾立さんにお会いされることをオススメします。
鉾立さんのおっしゃることを表面だけで聞いていると、とても厳しく聞こえるかもしれません。ですが、誰より真剣に、私たちに、今の自分の当たり前は起業家の真の当たり前ではないのだと気づかせてくださいます。
今の自分の個人起業家としての状態に少しでも迷いや不満があるのなら、そして、少しでも誇りをもった仕事をしたいと思われるなら、迷わず、USPプロデュース・サロンを受講し、鉾立さんとお話されることをオススメします!
※ メールでの直接の個別相談の依頼は普段は受け付けていないそうです……。鉾立さん、申し訳ありませんでした。
今、私は早速、鉾立さんから提案されたビジネスの準備に取り掛かっています。お正月には大ブレイクさせるべく、絶賛準備中です\(^o^)/
自分の想いから出てくる感動の提供。それがビジネスなのであるということ、USPなのであるということをぜひ、みなさんも体験してみてください。迷っているヒマはありませんよ!!
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ここまでが三浦さんが私に送ってくださった、私と三浦さんとの最初の出会いの感想です。
三浦さんが、集中して最高のお客様とだけ仕事ができるように、さらに戦略を強化していきます。三浦さんがお客様のお役に立てるための研究時間も捻出していきます。これからさらに、三浦さんのご家族が豊かになっていけるよう、どんどん時間も捻出していきます。
三浦さんの下支えを通して、例え地方で仕事をしていても、例え、小さなお子さんがいらしても、きちんとやるべきことを行っていけば成果につながるのだということを、証明していきます!
……そして、三浦さんのプロデュース事例で提案した戦略立案のプロセスをあなたも実践できる、そのための最強メソッドを以下から絶賛プレゼント中です!! ぜひこの機会にお受取りください(^^)

