人類は賢いから生き残ったワケではなかった件

2018年の夏。私はあるNHKのドキュメンタリーに釘付けになりました。

 

その番組のタイトルは、NHKスペシャル「人類誕生」

 

全6回に及ぶこのドキュメンタリーでは、700万年に及ぶ人類の進化の過程が最新科学で解析されており、驚くべきことに、私達が信じて疑わなかった人類史のキモとなる部分が完全に覆されていたのです。

 

その覆された人類史のキモとなる部分、それは「人類は他の動物よりも賢かったため、今日まで生き残ることができた」というもの。

 

今日のこの記事では、NHKスペシャル「人類誕生」が、この通説をどのように覆したのかということ、そして、その研究結果の中で示された、現在を生きる私達が置き換えるべき大切なポイントを紹介していきます。

 

本題に入る前に、今回の記事の主要登場人物を紹介しましょう。

 

ネアンデルタール人ホモ・サピエンス

 

例え人類学の講義を受けたことがなくとも、私達には、「ネアンデルタール人とホモ・サピエンス」という“ご先祖さま”がいたということは、聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

ですが、私達の直系のご先祖様がホモ・サピエンスであり、ネアンデルタール人は滅んでしまった種だということは、あまり知られていません。

 

ではどうして、ネアンデルタール人も、ホモ・サピエンスも、人類の“ご先祖様”と言われているのか? 簡単に、ネアンデルタール人とホモ・サピエンス、この2つの“人類”がどのような相関関係にあり、どのような特徴を持っていたのかについて解説していきましょう。

 

ここでは、ネコとトラを例として使います。生物学的に、ネコは「食肉目ネコ科ネコ属」に、トラは「食肉目ネコ科ヒョウ属」に分類されます。

 

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスも、ものすごく簡単に言うと、このネコとトラのような関係でした。だから、「ネコとトラ、違うでしょう?!」とも言えますが、学術上は兄弟のような関係。それがネアンデルタール人とホモ・サピエンスです。

 

ですが、ここで注目してほしいのは、ネアンデルタール人が、トラのような存在で、ホモ・サピエンスが、ネコのような存在だったことなのです!!

 

ネアンデルタール人は、「プロレスラー?」というくらいに強く、一方で、ホモ・サピエンスは、「のび太くん?」というくらいに弱い存在でした。ネアンデルタール人は超肉体派ですから、狩りをしました。自分の体を使って、獣を狩っていたのです。まさに肉弾戦です。

 

個の力が強いですから、チームを組んで獲物を仕留めたりはしません。体をはって、取っ組み合いで、獣を仕留めていたそうです。そして、そのような狩りをしているワケですから、生傷も絶えません。そのため、ネアンデルタール人の平均寿命は大体30歳と、とても短いものでした^^;

 

また、肉弾戦の狩りが中心でしたから、ネアンデルタール人の文明では、武器や道具はあまり発達していません。原始的な状態のままで、あまり進化が見られないのも特徴です。

 

ネアンデルタール人の特徴の最後の1つ。自分たちで獣を狩ることができるため、ネアンデルタール人は肉食でした。日々、獣の肉を食する生活をおくることができたのです。

 

ではもう一方で、“のび太くん”なホモ・サピエンスはどうでしょう?

 

弱いホモ・サピエンスは生き延びるのに必死でした。なので、弱いという自分の特性を理解し、自ら獣に向かっていくことはしていません。ですがその代わり、ホモ・サピエンスは、仲間、武器、罠を創り、自分が直接、獣と接する必要のない形で狩りを行えるよう工夫していました。

 

ですがその方法だと、毎日、獣が取れる保証がないため、うさぎやネズミのような小さな小動物から、果物、木の実、野菜、魚、その他諸々、食べられる物の種類を増やしていきました。

 

自分たちが弱いために、いつもギリギリの生活を強いられているからこそ、コミュニティの中で他者のことを「思いやる能力」も発達していき、衣食住の進化も目覚ましかったようです。

 

これらがネアンデルタール人とホモ・サピエンスの大きな違い。

 

一見すると、なぜネアンデルタール人が絶滅してしまったのか、わかりませんね? 実際、ネアンデルタール人の生活は、気候が良くて、獣も豊富、そしてネアンデルタール人の人口が増え続けている間は全く問題ありませんでした。

 

ですが、地球では過去幾度か、気候変動が起きています。地球が一気に寒期に突入したとき、獣の数が減り、ネアンデルタール人は一気に食料を失いました。そもそも、身体中、生傷ばかりなのですから、寒さの中では体の怪我も治りにくかったことでしょう。そして、そんな体を押して、遠方まで狩りへ行くのは、まず無理……。そんな飢えた状態で、最後のネアンデルタール人はじっと死を待つしかなかった。そのようにNHKスペシャル「人類誕生」内で、人類学者の方は考察していました。

 

一方で、ホモ・サピエンスも同じ寒期に襲われているのですが、ホモ・サピエンスは、食べる物を選ばなかった。弱いからこそ、できるだけ怪我をしないよう、できるだけ肉以外の物からも栄養が取れるよう、日々(私達にとっては気が遠くなるほどの年月)、工夫していたのです。

 

そしてホモ・サピエンスのさらにすごいところ。それは、弱いからこそ、相手を思いやる能力を発達させ、自分たちの身を守るための環境を整えていたことなのです。

 

私達は「自分には能力がないからダメなのだ」と、落ち込んでしまうことがあります。もちろん、私にもそういった傾向が多分にあります。ですが、私はこのネアンデルタール人とホモ・サピエンスの進化のプロセスを知り、生まれ持って与えられた才能が、時として仇となるということを学びました。

 

資質に恵まれていると、その資質にあまえてしまい、それ以上の努力をしない。「自分でやった方がはやい」と天狗になって、他者の協力を仰ごうとしない。すべてが順調な時はそれでもいいのでしょうが、問題は状況が変化したときです。

 

インターネットの出現前、人は、高学歴で、一流企業に入社できる人間が、圧倒的な勝ち組でした。一旦、レールに乗ることができさえすれば、そこから振り落とされることはなかったでしょう。

 

ですが、インターネットが出現した今、令和の時代の私達に、この「高学歴だからうまくいく」という神話は通用しません。

 

「24時間、たたか〜えますか?」の長時間労働が褒め称えられる時代は、終焉を迎えたのです。

 

これからは、インターネットを活用し、世界中の人々が手と手を取り合い、1人ひとりが自身の“弱さ”を自覚し、補い合って、「1+1=3」となる世界を創る。そんな未だかつて人類が経験したことのない新しい時代を私達は生きています。

 

そんな前人未到の時代に生き残るためのヒントを、ホモ・サピエンスの生き方は、現代の私達に教えてくれている。私はそう思うのです。

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